『FRaU 3月号』の山口智子の記事に感動

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近所のおいしいパン屋さんでバケットを買った帰り、スーパーにイワシがあったので久しぶりに、白ワインでイワシを煮込むグラナダ風料理が食べたくなって買う。そのスーパーの2階に上がり、料理に使う500円の白ワインを購入。酒売り場の隣の雑誌コーナーで『FRaU 3月号』を探して、昨日ネットで知った山口智子さんのインタビュー記事を立ち読み。字が細かくてしんどい。ペラペラと他のページをめくったらファッションや料理ページがすごくおしゃれだったので、これは買うべしとなった。

帰ってから山口さんの記事「1万字スペシャルインタビュー 山口智子 大人になってからが人生は楽しい」を夢中で読んでしまった。テレビを持ってないので女優山口智子をぼくは全く知らない。でも、鳥肌が立つほど感動。どこに感動って、たくさん共感できること多すぎ。そのうえ、ぼくが今までカミさんの他には口にしていない(できなかった)ことを有名な山口さんが雑誌でサラリと言っている。その潔さに感動したんだ。

私はずっと特殊な育ち方をしているので、血の結びつきを全く信用していない。私はずっと、「親」というものになりたくないと思って育ちました。私は、「子供のいる人生」とは違う人生を歩みたいなと。

この言葉にもけっこう共感しつつ感動したけど、以下の言葉にはもっと感動。

自分の夢を考えないようにして育った反動なのか、自分の好きだと思えることを、仕事として選び取っている人への憧れがありました。

山口さんの生家は旅館業で、彼女は旅館の女将になることを期待されて育ったという。ぼくの生家は敗戦で資産を失った小規模だけど、没落した商家で、商売はしていないのに商家のプライドだけは高かった。決して夢を持つな!と言われたわけじゃない。夢を持たないように「家」がぼくを育てたわけ。そんな家制度の重圧の中で、母は長男のぼくへの愛は溢れるほど持っていたはずなのに、それを表現できないままだった。ぼくもまたずっと、母を愛することを知らずに成長したんだ。

そのせいか、ぼくは十代のわりと早い頃から「家庭(子供)を持たない」を決めていた。もう言われることはないけど、「子供はまだか」の合唱はすごかった。「はげんでいるんですけどね・・・」とごまかしていたけど、本音は口にしたことがない。いや、できない空気に負けていた。山口智子さんのインタビュー記事を読んだから、これからは聞かれたら本音を言えると思う。

故郷への喪失感に語っている部分もすごい。

定められた道から逃れるように、故郷から飛び出したわけです。だから今も、故郷というものへの喪失感は強いですね。自分の帰る場所がどこなのか定まらないまま、何かをずっと探し続けているような・・・。(中略)本当の魂の故郷はどこなのだろうかと・・・。

共感に涙がにじむよ・・・。

西成萩の茶を歩く

大阪西成萩之茶屋を歩く

2016年2月14日、西成萩之茶屋の難波屋に行った。向井千惠「ライブぱふぉまんす難波屋」があった。向井知恵さんの二胡によるフリージャズを聞いていたのは1980年頃だった。パフォーマンスには懐かしいようななんとも言えない感情に襲われた。終了後、店を出て近くの三角公園へ歩いた。それから地下鉄御堂筋線の動物園前駅までiPhoneで写真を撮りながら歩いた。

2016/02/11 SHAPEDNOISE『Different Selves』JAPAN TOUR in OSAKA

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“SHAPEDNOISE『Different Selves』JAPAN TOUR in OSAKA”(2016/02/11 @circus osaka)へ行った。このパーティの全容に浸りたくてスタートから行き、atmosphäre のアフターが終わるまでいた。ムチャクチャに濃いパーティだった。最近のぼくのお気に入りの言葉、「音は視覚と異なり、魂にじかに触れてくる。音楽は心を強姦する。」というパーティだった。これは伊藤計劃の近未来SF小説『虐殺器官』に書かれている言葉だ。
SHAPEDNOISE はウィリアム・ギブソンにインスパイアされた12”をリリースしているというので Apple Music を探して何度も聞いた。制作した3人組の名義が “THE SPRAWL”。”スプロール” ってギブソンの近未来SF小説『ニューロマンサー』に何度も出てくる単語。いやでも上がる。だからパーティのライブでも上がりっぱなしだった。
特に、去年末から今年にかけてぼくは、近未来SF小説を読んで、クラブに行って音楽を聞いて踊り、クラブから帰ってSF小説や漫画を読むを繰り返している。それらの小説や漫画に描かれる未来はディストピア的で、ノイズを基調とする電子音楽ととても合う。つまり、それらの音楽に心を強姦され続けている。
そして、ぼくはそういう小説や漫画を読んで不安にかられているし、そういう音楽を聞いてさらに不安にかられている。それはアイデンティティの希薄さからきていると思う。小説や漫画や音楽からその希薄さを気付かされてるんだと思う。伊藤計劃『虐殺器官』の主人公クラヴィスは、はっきりと無宗教だと言っている。カトリック信者の同僚が自死して彼は不安にかられる。士郎正宗の漫画『攻殻機動隊』の主人公草薙素子にしても宗教心はないだろう。かれらはそれぞれ軍人や公安警察でありながら愛国心がない。
森博嗣の小説『スカイ・クロラシリーズ』の主人公カンナミはあるときから成長が止まり、自死とか事故とか殺されない限り永遠に生き続けることになる。そして優秀な戦闘機乗りだが、やっぱり彼女にも宗教心も愛国心もない。ぼくはそこに共感してそれらの作品を愛読しているが、読後に満たされることはなく、不安が大きくなるばかりだ。例えば、草薙素子は全身が義体だが、脳髄だけは人間から取り出されたものだからロボットではない。ある時、難民が大勢殺された中から、妊娠中の死体のまだ死んでいない胎児の脳髄が取り出されたものが現在の素子の脳髄だ。ときどき、その脳髄に宿る魂を感じて不安にかられる。彼女はそれをゴーストと言っている。ぼくの不安も素子のゴーストみたいなものだったらおもしろいと思ってるんだけど・・・

ブランジュリー タカギのカンパーニュ4分の1

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大阪西区江戸堀のパン屋さん “ブランジェリー タカギ” のカンパーニュ。これは4分の1サイズで265円(外税)。これの他に全体と2分の1サイズがある。全体は大きすぎる。半分を買うことが多い。ハーフサイズを買ったときは、帰ってから半分に切って、半分を冷凍庫で保存している。

このカンパーニュはほんとうにうまい。皮はかなり固く、中味はモチモチ。パンの香ばしい匂いがとてもいい。

クラブパーティ “LARK”(2015.2.5 (fri) at circus osaka)へ行った

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クラブパーティ “LARK”(2015.2.5 (fri) at circus osaka)へ行った。“LARK”は数年前から年に1、2回行ってる。今回のゲストDJはブエノスアイレス出身ベルリン在住の Federico Molinari だった。全く知らないんだけど、YouTubeの “Federico Molinari Boiler Room Punta Del Este DJ Set” を視聴してたら、ムチャ聞きたくなった。この動画の空気感がとても素敵だ。Punta Del Este を Google Map で検索したら、南太平洋を望むウルグアイの町だった。アルゼンチンのブエノスアイレスから近いので、Federico Molinari にしたら地元といってもいいかもと想像した。この動画から見えてる海は南太西洋か〜。

さて、5日の circus osaka の Federico Molinari は、この動画と変わらないグルーブ感だけど、やっぱり真夜中だからダークな世界に入っていた。座って聞いていると、際立った特徴が感じられれないけど、いったん踊りだすとビートの奥から聞こえる旋律にたまらない感情が湧いてきた。何時間もゆるく踊り続けた。

去年の暮れから、濃くてダークなDJパーティで遊ぶのが続いていた。気持ちも体も前のめりになってストイックに踊るグルーブだった。それはそれで好きなんだけど、ちょっと疲れた。そんなパーティでは自然と強い酒を飲みすぎてしまうし、体のことを考えたらヤバいな〜と思ってたから、Federico Molinari はとてもよかった。円安のせいか、この夜も外国人客の比率高かった。それに男子率も高かった。

冬のバラ園の小さなピンクの花

うつぼ公園バラ園

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うつぼ公園バラ園

冬のうつぼ公園。バラがすっかりとせん定されて殺風景なバラ園で、ピンクの小さい花が咲いていた。他に咲いている花がないので、遠くからも目立っていた。近寄って見たら潅木に小さなピンクの花がぎっしりと咲いていた。花の名前の標識もなかった。何という花だろう?